2025/06/15

1社のみでも大丈夫!職務経歴書の書き方【はじめて転職する方向け】

「初めての転職で、これまで1社しか経験がない…」
「短い職歴でも、効果的にアピールできるのかな?」

そんな不安を抱えるあなたへ。転職は大きな一歩ですが、1社での経験でも十分にあなたの価値を伝え、次のキャリアへ繋げることが可能です。

この記事では、1社のみの職歴を最大限に活かし、採用担当者の心に響く職務経歴書を作成する具体的な方法を解説します。あなたの経験を強みに変え、転職活動を成功させましょう。

 

1. 「1社経験」を最大限に活かす職務経歴書

職務経歴を具体的に記述する

まず、現職での職務経歴を詳細に記述します。単に担当業務を羅列するのではなく、具体的な役職、担当プロジェクト、関与した部署、取り組んだタスクなどを明確に示しましょう。

例)
役職:プロジェクトマネージャー(20XX年X月~現在)
担当業務:
新規事業「〇〇」の立ち上げにおけるプロジェクト計画立案、予算管理(〇〇万円規模)
5名のチームリーダーとして、進捗管理とメンバーの育成・指導
顧客ニーズ分析に基づく要件定義から実装、運用までの一連のプロセスを統括

 

スキルや資格を具体的に明記する

保有するスキルや資格は、あなたの専門性を示す重要な要素です。プロジェクト管理の資格や特定のソフトウェアの使用経験など、業務に関連するものはすべて具体的にアピールしましょう。

例:
資格:PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)認定
ITスキル:Microsoft Project, Excel, Word(上級), PowerPoint(中級), Slack, Zoom
語学:TOEIC 850点(ビジネスレベルの英語での交渉・プレゼンテーション可能)

 

過去の成果・実績を数値で示す

職務経歴書で最も重要なのは、過去の成果や実績を具体的な数値で示すことです。あなたの能力や貢献度を採用担当者に一目で理解してもらうため、できる限り定量的に表現しましょう。

 

例:
プロジェクトAを目標より1ヶ月早く完了させ、コストを10%削減。
チームの生産性を20%向上させるための新プロセスを導入・定着化。
担当顧客の満足度をアンケートで90%以上に維持。

 

趣味・特技は関連性があれば追加

趣味や特技は、あなたの個性や人間性を伝える補足情報として有効です。ただし、応募職種や企業文化と関連性がある場合に限定しましょう。無理に記載する必要はありません。

例:
フリーランスのWebデザイナーとしての活動経験(個人事業主として〇〇サイト構築)
多言語対応(英語:ビジネスレベル、スペイン語:日常会話レベル)
〇〇ボランティア活動(リーダーとして〇名を取りまとめ、〇〇イベントを成功に導く)

 

2. 職務経歴書で強調すべきポイント

転職活動を進める上で、職務経歴書は第一印象を左右する重要な要素です。

正しい情報を適切に伝えることで、採用担当者は正しく評価ができます。

ここでは、職務経歴書を作成する際に強調すべきポイントについて解説していきます。

成果や実績の具体的な数値化

職務経歴書において最も重要なのは、「過去の成果や実績を具体的な数値で示す」ことです。

たとえば、プロジェクトのコスト削減率、売上の増加率など、具体的な数字を挙げることで、あなたの能力や貢献が一目で理解されます。

例:
プロジェクトAを15%の予算範囲内で完了。
新商品の導入により、売上を前年比で20%増加。

 

役職や責任の明確な記載

職務経歴書では、担当した役職や責任を明確に書くことが重要です。

具体的な役割や担当業務を列挙し、どのような貢献をしたかを明確に示しましょう。

例:
チームリーダーとして、プロジェクトの進捗管理とメンバーの指導を担当。
財務部門のリーダーシップにより、月次報告書の精度を向上。

 

使用したツールや技術の明記

特定のツールや技術を使用した経験がある場合、職務経歴書に明記しましょう。

たとえば、プロジェクト管理ソフトウェアやプログラミング言語など、関連性のあるスキルをアピールできます。

例:
Microsoft Projectを使用して、プロジェクトの進捗状況を管理。
Pythonを活用し、データ解析プロジェクトを推進。

 

チームでの協力やリーダーシップを強調する

チームでの協力やリーダーシップの経験を強調することも大切です。

プロジェクトやチームの成功に貢献した経験を具体的に述べましょう。

例:
チームを率いて、プロジェクトの目標を達成し、メンバーの成長を促進。
クロスファンクショナルチームと協力し、新商品の開発を成功させた。


1社のみでの経験というのは、他にはない特別な価値であり、継続的な成長や貢献が反映されるチャンスです。

新しい職場での活かし方を提案して、採用担当者にあなたの適応力も伝えましょう。

3. 志望動機と将来の展望を伝える

職務経歴書は、専門的な経歴だけでなく、将来の目標や志望動機も明確に示す重要なツールです。

採用担当者は、過去の職場でどのような役割を果たし、今後どのように成長したいかを知りたいと考えています。

ここでは、職務経歴書に書く志望動機と将来の展望について詳しく解説します。

志望動機を明確に述べる

志望動機は、なぜその職場やポジションに興味を持っているのかを示す重要な部分です。

抽象的な表現ではなく、具体的な理由を述べましょう。

たとえば、その企業のビジョンや文化に共感する、自身のスキルを活かせると考えるなど、具体的なポイントを挙げます。

例:
「貴社の環境保護に対する姿勢に共感し、持続可能な未来を築く一翼を担いたいと考えています。」
「産業のリーディングカンパニーである貴社で、私の経験を活かし、新たな成果に挑戦したいと思います。」

 

現在のスキルと経験を活かす目的

将来の展望を述べる時には、現在のスキルや経験を活かす目的を明確にしましょう。

どのようにして自身の強みを活かし、成果を上げるかを具体的に説明します。

例:
「私のプロジェクトマネジメントの経験を活かし、新規プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。」
「データ解析のスキルを活用し、貴社の意思決定をデータ駆動的にサポートしたいと思います。」

 

将来のキャリア目標を示す

将来の展望は、あなたのキャリア目標を示す重要な要素です。

どのような方向に進みたいのか、どのような役割や貢献を果たしたいのかを明確に伝えましょう。

例:
「将来的には、プロジェクトマネージャーとして、大規模プロジェクトを成功に導くリーダーシップを発揮したいと考えています。」
「データサイエンティストとして、貴社のビッグデータ活用に貢献し、業績向上に寄与したいと思います。」


これらのポイントを考慮に入れながら、志望動機と将来の展望を職務経歴書に明確に表現しましょう。

具体的な目標や理由を示すことで、雇用主にあなたの真摯な意欲を伝えることができます。

4. 1社経験はあなたの「強み」!自信を持ってアピールしよう

転職は大きな決断ですが、1社での経験は決してハンデではありません。むしろ、一貫性、継続性、深い専門性をアピールできるあなたの大きな強みです。長年培ってきたスキルや知識は、必ず次のキャリアでも活きてきます。

本記事で解説したポイントを参考に、あなたの「1社経験」がどれだけ価値あるものかを、職務経歴書で最大限に伝えましょう。具体的な成果や貢献、使用ツール、チームでの役割を明確にし、入社後の貢献イメージを膨らませることが重要です。

自信を持って、あなたの価値をアピールしてください。職務経歴書は、あなたの新たなキャリアの扉を開く、強力なツールとなるはずです。

参考:履歴書・職務経歴書で面倒に感じる項目ランキング! スムーズに作成する方法は?|クリエイト転職

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