2024/09/20

希望勤務時間が日によって違うときはどうする?履歴書の書き方を解説

履歴書・職務経歴書

転職やアルバイトの応募で履歴書を作成する際に「希望勤務時間」についてどう書けばいいのか、疑問に思う人もいるでしょう。

希望する勤務時間が日によって違うときや勤務したい特定の曜日がある場合など、シフトや勤務時間についての要望は履歴書の本人希望欄に記載します。

この記事では、履歴書で希望勤務時間について書くときのポイントを解説します。実際の例を挙げて例文も紹介するのでぜひご覧ください。

 

1. 希望勤務時間が日によって違う場合は?

「特定の曜日は残業ができない」
「月に一度は早上がりをしたい」

など、さまざまな事情によって勤務時間の希望がある人もいますよね。

転職やアルバイトの応募時に履歴書には記載をせず面接時に伝えようと考える人もいますが、勤務時間の希望は重要な情報なのでなるべく書類選考の段階で伝えておきましょう。

<勤務時間の希望>についての項目がある履歴書の場合はこの欄に、なければ<本人希望欄>に希望する内容や条件を記載します。

2. 希望勤務時間を書くときのポイント

希望勤務時間を書くときのポイント

履歴書の本人希望欄に、希望の勤務時間について書くときのポイントは以下の4つです。

① 応募企業の就業時間をチェック
② 簡潔に記載する・空欄を避ける
③ なるべく正直に記載する
④ 理由も合わせて記載しておく

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

応募企業の規定の就業時間をチェック

履歴書の本人希望欄に記載する希望勤務時間が、応募する企業の就業時間内に収まっているかチェックしましょう。

企業の就業時間外の時間を記載してしまうと、「就業規則や求人票を確認していない」とみなされ、採用担当者へマイナスのイメージを与えるおそれがあります。

求人票を見て分からない情報があるときは、企業のホームページや採用サイトに詳しく記載があるケースもあるので、事前にしっかりと調べてから記載することが大切です。

簡潔に記載する・空欄を避ける

まず、希望勤務時間について希望がない場合は「貴社の規定に従います」と記載し、なるべく空欄にするのは避けましょう。

希望を記載する際も、だらだと長く書くと読みにくくなってしまうため、簡潔にまとめることが大切です。

ボリュームが大きくなる場合には、内容をすっきりとまとめられる「箇条書き」を使用するのもおすすめです。

本人希望欄は採用担当者が確認する項目なので、読む相手のことを考えて見やすさを意識すると良いですよ。

理由も合わせて記載しておく

本人希望欄に勤務時間の希望を記載する際は、理由を添えるとより丁寧な印象になります。

また、特に理由がなく短時間勤務や残業ができないなど、希望だけ書いてあると「はたらく意欲がない」とみなされる可能性があるので注意が必要です。

理由を記載することで企業側も求職者の事情を理解し、配慮しやすくなるでしょう。

「私用のため」など抽象的な理由ではなく、「子どもの送迎のため」「親の介護のため」などできるだけ詳しく記載します。

希望内容以外のことは書かない

本人希望欄には企業に希望したい内容だけ記載し、それ以外の内容は書かないようにしましょう。

余計な情報は入れず、なるべく簡潔にすっきりとまとめることが大切です。

また、本人希望欄に給与など待遇に関することは記載しないのが一般的。

まだその企業に貢献していない段階で給与や賞与、休暇など待遇の要望ばかり伝えるのはマイナスイメージを与えてしまいます。

待遇についてどうしても希望する内容や、確認したいことがある場合は履歴書に記載するのは避け、面接時に確認しましょう。

応募前の段階で知りたいことは、電話で採用担当者に問い合わせすることもできますよ。

 

3. 履歴書の希望勤務時間の例文【アルバイト・パート】

アルバイト・パートの履歴書で、希望勤務時間を記載する際の例文をいくつかご紹介します。

希望の勤務時間帯がある場合

特定の時間帯での勤務を希望する場合は、以下を参考にしてみてください。

午前9時から15時まで、週2.3日出勤を希望します。
授業のない日は終日勤務可能です。授業の日は17時から23時までの勤務を希望します。


アルバイトやパートの場合は、希望する出勤頻度や時間帯をしっかりと記載します。

ライフスタイルが伝わるように記載すると企業側も配慮しやすくなるため、希望が通りやすくなるでしょう。

また「扶養の範囲内で働きたい」「年収●●円以下に抑えたい」など、具体的な希望がある場合はあわせて記載しておくのがおすすめです。

希望の勤務時間が日によって違う場合

曜日によって勤務できる時間帯が異なるなど、情報が多い場合は以下のように箇条書きにすると見やすくなります。

勤務可能日と希望勤務時間は以下の通りです。
月:16:00〜22:00
火:10:00〜17:00
水:勤務不可
木:16:00〜22:00
金:16:00〜21:00


採用担当者が履歴書を見て理解しやすいように、情報を整理することを意識しましょう。

 

4. 履歴書の希望勤務時間の例文【正社員】

正社員の履歴書で、希望勤務時間を記載する際の例文をいくつかご紹介します。

短時間勤務を希望する場合

短時間勤務を希望する場合は、以下のように記載します。

保育園に通う子どもの送迎のため、午後5時までの短時間勤務を希望します。
親の介護のため、午前8時半から16時半までの勤務を希望します。


短時間勤務を希望する場合は「●時〜●時まで」と具体的な時間を記載しましょう。

「残業はできません」「定時より早く退勤したい」など、具体的な時間が分からないと企業側も対応できないので注意が必要です。

事情により勤務時間が異なる日がある場合

定期的に早退や午後からの出勤になるなど、決まっている予定がある場合、理由とともに勤務時間が変更になる頻度を記載しましょう。

持病の喘息の通院のため、月に一度(月末の金曜)は早退を希望します。
子どものPTA参加のため、2ヶ月に一度午前休を希望します。


持病や通院などが理由の場合、業務に支障があるのか心配される可能性があるので、念のため「業務に支障はありません」と補足すると安心です。

入社希望日がある場合

在職中の転職で、現職の退職日の兼ね合いで入社日や勤務開始日の希望がある場合は、以下を参考にしてみてください。

退職予定日:202●年●月●日、勤務開始可能日:202●年●月●日〜
202●年●月●日に退職予定のため、202●年●月●日以降の入社を希望します。


退職予定日が確定していない場合、企業は採用スケジュールを組めず困ってしまいます。

退職予定と勤務開始日はしっかりとスケジュールを決めてから、選考を受けましょう。

「連絡可能な時間帯」の記載も忘れずに

在職中など対応可能な時間帯が限られている場合は、以下のように「連絡可能な時間帯」も忘れずに記載しておきましょう。

参考例)

就業中のため、平日は10時以前か17時以降のご連絡を希望いたします。
就業中のため、平日午前8時〜午後5時はお電話に出られない可能性があります。

 

5. まとめ

希望勤務時間が日によって違う場合の伝え方と、注意点についてご紹介しました。

正社員・アルバイト・パート関係なく、勤務時間について要望がある場合は履歴書の本人希望欄に記載します。

本人希望欄に希望勤務時間を記載する際は、具体的な内容と理由も添えるといいでしょう。情報が多い場合は、箇条書きですっきりとまとめることも大切です。

入社後のミスマッチをなくすために、希望勤務時間がある場合は履歴書の段階でしっかりと伝えましょう。

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