「職務経歴書には20年前の職歴も書くべき?」
「転職回数が多くて書ききれない……」
と悩む方は多いですが、結論から言うと、職務経歴書にはこれまでの職歴を「原則すべて」記載する必要があります。
勝手な判断で省略すると、空白期間を疑われたり経歴詐称のリスクが生じたりするためです。ただし、すべての経歴を詳細に書く必要はありません。
この記事では、採用担当者に評価される「古い経歴の上手なまとめ方」や「年代別の記載目安」を具体的に解説します。この記事を読めば、キャリアの長さを武器に変える、スッキリと読みやすい書類が作れるようになります。
目次
職歴をすべて書くべき3つのリスク回避

「直近だけ書けばいい」と判断するのは危険です。すべて網羅することで、採用担当者の以下の懸念を払拭できます。
■「空白期間」のネガティブな推測を防ぐ
記載がない期間は「何もしていなかった(無職)」とみなされ、就業意欲を疑われる原因になります。
■ 履歴書との「整合性」を保つ
履歴書には全社歴を書くのがマナー。職務経歴書と内容が食い違うと「情報の正確性」に疑問を持たれます。
■「経歴詐称」のリスクを排除する
意図的でなくても、特定の期間を隠したと判断されると、入社後にトラブルや解雇理由になる恐れがあります。
企業によって“重視する過去”は違う
たとえば、以下のように“古い経歴”が重視されるケースもあります。
▷ベテラン層向けポジション :マネジメント経験の源流を知りたい
▷異業種歓迎求人 :他業種での経験や接客スキルが活きる
▷人柄・価値観重視の企業 :キャリアの変遷を通じて人物像を読み解く
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15年前の飲食経験が活きたケース(30代・女性) 人材会社の営業職へ応募。 |
関連性が薄い職歴はまとめるとOK
記載の「深さ」は変えても良い
すべての職歴を書くのは基本ですが、すべてを均等に詳しく書く必要はありません。応募ポジションと無関係な職歴は、まとめたり簡潔に書いたりしても差し支えありません。
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転職7回の営業職(30代・男性) 初期キャリアは販売職や派遣業務が中心。 |
業種がバラバラでもOK
キャリアチェンジを経て現在に至る場合は、一貫性を重視するよりも「変化の理由」や「汎用スキル」を軸に整理すると納得感が生まれます。
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事務 → 営業 → 総務(20代後半・女性) |
古い職歴・関連の薄い職歴のまとめ方(例)
複数の社歴を1箇所にまとめることで、枚数を抑えつつ経歴の空白を防げます。
✓ 株式会社〇〇、他1社(2010年4月〜2015年3月)
職種: アパレル販売・接客
内容: 店舗運営、売上管理、新人教育に従事。
ポイント: 異業種のため詳細は割愛しますが、5年間一貫して接客・販売スキルを磨き、店長代行も経験しました。
【年代別】職務経歴書はどこまでさかのぼる?
基本は「全期間」の記載が必要ですが、キャリアの長さに応じて「どこを詳しく書くか」の比重を変えるのがコツです。
● 20代:すべて詳細に
社会人経験が短いため、新卒から現在まですべて詳細に書きます。アピールが少ない場合はインターン等を含めてもOKです。
● 30代:直近5〜7年を重点的に
原則すべて記載しますが、直近のキャリアをメインに深掘りします。10年以上前の古い業務は、要点のみ簡潔にまとめましょう。
● 40代以上:直近10年をメインに
すべて詳細に書くと冗長になります。直近10年の即戦力性を強調し、20年以上前の経歴は「社名・期間・役職」程度に留めて全体の分量を調整します。
職務経歴書の見せ方を工夫するテクニック
①「職歴一覧表」を活用して全体像を伝える
職務要約の直後に、全社歴を網羅した簡潔な表を差し込みます。これにより、詳細を省いた古い職歴も含め、キャリアの全体像を一目で把握させることが可能です。
| 期間 | 勤務先・プロジェクト | 職種 |
| 2020年〜現在 | 株式会社AAA | 法人営業 |
| 2015年〜2019年 | 株式会社BBB | 営業アシスタント |
| 2010年〜2014年 | 〇〇ショップ(派遣) | 接客販売 |
②「スキル軸」で共通点を引き出す
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【事例6】異業種経験多数のクリエイター志望(30代・男性) 広告代理店・イベント運営・フリーライターなど多岐にわたる職歴を、「コンテンツ企画」「ディレクション」「ライティング」などスキルごとに分けて整理。 |
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・長い職務経歴書を読みやすく改善する方法~要点をまとめてアピールしよう~
まとめ記載のときに気をつけたいこと
ブランクを感じさせないこと
省略や要約の中で、職歴に「空白期間」が生じないように注意しましょう。
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【事例7】育休+時短勤務の経歴を省略(30代・女性) 一時的な非正規雇用を省いたところ、「5年ほど職歴が空白」に見えてしまった。 |
履歴書と矛盾しないこと
履歴書に記載された勤務先・期間と、職務経歴書が食い違うと「信頼性」に関わります。要約していても、すべての在籍先が網羅されている状態にするのが基本です。
【まとめ】すべて書いた上で、読ませる工夫を
職務経歴書は、応募者自身のキャリアの“履歴書+パンフレット”。
以下の項目を守ることで、長いキャリアでも、職歴が多くても、「伝わる職務経歴書」が実現します。
ポイントまとめ
◾️職歴は原則すべて記載する
◾️信頼性・整合性を保ち、全体像を正しく伝えるため
◾️関連の薄い経験は簡潔にまとめてOK
◾️応募職種との関連度で“詳細 or 要約”を使い分ける
◾️見せ方・構成を工夫する
◾️表形式・スキル軸などで視覚的に整理し、読みやすく
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