パソコンスキルを効果的に伝えることは、就職活動や転職の成功に大きく影響します。
本記事では、職務経歴書におけるパソコンスキルの適切な記載方法や、自分の能力を魅力的にアピールするためのポイントを詳しく解説します。
具体的な例を交えながら、採用担当者の目に留まる職務経歴書を作成しましょう!
目次
1. パソコンスキルの伝え方
パソコンスキルの記載場所
パソコンスキルは通常、職務経歴書の「生かせる経験・知識・技術」や「保有資格・スキル」といった欄に記載します。
そして「パソコンスキル」という見出しを作り、その下に詳細を記入するのが一般的です。
具体的に記載する
初級レベルのスキルでも記載して構いませんが、単に「初級レベル」と書くのではなく、具体的な作業内容や作成できる書類名を交えて説明しましょう。
まずは、職務経歴書に記載できる基本的なパソコンスキルの種類を確認しましょう。
Microsoft Word ・社内文書(企画書、報告書、議事録など)の作成 ・差し込み印刷を使用した宛名ラベルの作成 ・目次機能を活用した長文ドキュメントの作成 |
Google スプレッドシート ・データの入力、編集、基本的な計算式の使用 ・関数(SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP等)を活用したデータ分析 ・ピボットテーブルとグラフを使用したデータの可視化 |
Microsoft Excel ・VLOOKUP関数やピボットテーブルを使用したデータ分析 ・マクロを活用した業務効率化 ・グラフ作成による売上データの可視化 |
Microsoft PowerPoint ・社内プレゼンテーション用資料の作成 ・アニメーション効果を活用した動的なスライドの作成 ・図形描画機能を使用したフローチャートの作成 |
その他 ・Adobe Photoshop: 基本的な画像編集、バナー作成 ・WordPress: 企業ブログの更新、簡単なカスタマイズ |
また、パソコンスキルを業務と関連付けて記載することで、採用担当者に具体的な業務イメージを持ってもらえます。
例)「Wordで見積書作成ができる」「Excelでデータ比較表が作れる」
使用経験のあるOSやアプリケーションはすべて記載し、可能であれば使用しているバージョンまで記載することをおすすめします。
さらに、応募する職種によって求められるパソコンスキルは異なります。必ず事前に確認しておきましょう。
管理部門(経理):
Excel(会計帳簿、損益計算書作成など)、PowerPoint(財務状況説明資料作成など)
管理部門(人事):
Excel(応募者データ管理、人件費計算など)、PowerPoint(採用活動説明資料作成など)
2. パソコンスキル記載時の注意点
業務内容や文書名を交えて説明する
まず、具体的な業務内容や作成できる文書名を交えて説明することが重要です。
例えば、「Excelを使用して月次売上レポートや予算管理表を作成し、グラフや関数を駆使してデータ分析を行う」といった具合に、実際の業務でどのようにスキルを活用しているかを明確に示します。
抽象的な表現は避ける
次に、「初級レベル」「上級レベル」などの抽象的な表現は避け、代わりに具体的な能力や成果を述べるようにします。
「スプレッドシートのVLOOKUP関数とIF関数を活用して、月次売上データの管理と分析を行いました」というように、実際に行った作業や達成した結果を記述することで、自身のスキルレベルを明確に伝えることができるでしょう。
関連するスキルを重点的に記載する
さらに、応募する職種に関連するスキルを重点的に記載することが大切です。
例えば、営業アシスタント職に応募する場合は、「Wordを活用して営業活動のサポートを行いました。顧客ニーズに合わせた提案書を作成し、図表や画像を効果的に使用して視覚的にわかりやすくまとめました」といった具合です。
必ず職種に直結するスキルを強調しましょう。
3. 自分のスキルを魅力的にアピールしよう
このように具体的に記載することで、採用担当者にあなたのパソコンスキルと即戦力としての価値を効果的にアピールすることができます。
事例や経験を交えて、自分のスキルを魅力的にアピールしていきましょう。
また今はスキルがない・・・という方も成長しようとする意欲も大切です。スキルがまだ身に付いてないという方は、下の記事も参考にしてみてください。
【 あわせて読みたい 】
・ 職務経歴書でスキルがない場合でも大丈夫!効果的なアプローチ方法とは?
・ 職務経歴書の自己PR欄は必要か不必要か?その理由と注意点