2023/12/27

転職活動は何社目で内定が出る?平均応募数や転職期間を解説

転職

転職活動ではほとんどの求職者が複数の企業に応募しますが、平均では何社目で内定が出るのか気になりますよね。

応募数を増やしたいものの、現職と並行して転職活動をする場合、面接日程の調整や選考の準備などの管理が難しくなることを心配する人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は気になる転職活動での応募数や、内定を得るまでにかかる平均期間について解説します。

今後の転職活動のスケジュールについて迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

1. 転職で内定獲得するまでの平均応募社数は?


株式会社マイナビが発表した「
転職動向調査2022」によると、転職活動を行った人が内定を得るまでに応募した求人の数は平均8.4件で、そのうち面接に進んだ数は平均3.5件です。

応募するまでに求人を閲覧して検討した企業の数は平均32.6件と多いため、応募にいたるまでにじっくりと企業や業界研究を行って応募数を絞り込んでいることが分かります。

選考通過率や選考にかかる期間は個人差があるため、内定獲得までに必要な応募数は平均で10社程度と言えるでしょう。

1社ずつ応募するのは危険


企業研究に時間をかけて応募する求人に向き合うことは内定率をあげるために有効ではありますが、応募〜選考終了するまでの流れを1社ずつ行っていくことはおすすめできません。

企業によっては選考に数週間〜数ヶ月かかる場合があるため、1社ずつ進めていると内定獲得までにかなりの期間が必要になってしまうでしょう。

年齢によって応募数は変わる


一般的に転職活動では40代よりも30代、30代よりも20代と年齢が低いほうが有利と言われています。

そのため年齢によって選考の通過率も変わり、内定を獲得するまでに必要な応募数にも影響することも。

30代以降で転職活動を始める場合は、内定がでるまでに時間がかかることを想定して応募数や活動期間を決めるとよいでしょう。

 

2. 応募数を多くするメリット・デメリット

複数の企業へ同時に応募し、選考を進めていくと効率良く短期間で内定を獲得できます。

ただし、一度に応募しすぎると面接日程がかぶったり、短期間の間に有休を複数回とらなければいけなかったりというデメリットも。

同時に応募〜選考を進める企業は3社程度にとどめ、管理できる範囲で活動するのがおすすめです。

 

3. 応募数を絞るメリット・デメリット

応募する企業を精査すると企業研究にかける時間が多くなるため、より志望動機や入社後のイメージがつきやすくなり、選考でも良い印象を与えることができます。

1社の選考のみに時間をかけすぎず、同時進行で別の企業の調査や準備をしながら活動するとより効率的に内定を獲得できるでしょう。

 

4. 転職の選考通過率はどのくらい?

転職活動の選考フローは多くの場合、書類選考→面接(企業によって1回or2回)→内定という流れで行われます。

まず求人に応募をして書類選考を通過する確率が30パーセントほど、そこから一次面接を通過する確率が30パーセントほどで、最終面接まで進むと内定率は50パーセントほどです。

つまり100人の応募があれば書類選考を通過するのが30人、そこから一次面接を通過するのが9人、最終面接を経て内定を獲得するのが4人or5人ということになります。

こうして数字で見てみると転職活動で1つの内定を得るのがとても大変なことだと分かりますよね。

複数企業へ応募して母数を増やしていくと内定を獲得する確率も比例して上がっていきます。

 

5. 転職活動にかかる平均期間は?

転職活動にかかる期間は応募数や人によって大きな差が生まれますが、平均すると活動を始めてから1〜3ヶ月程度、長くても半年程度で多くの求職者が内定を獲得していると言われています。

仕事を続けながらの転職活動はなるべく短期で集中して行い、早く内定を得たいと考える人がほどんど。

効率良く転職活動を進めて内定を獲得するために、同時に複数企業へ応募して選考を進めてみましょう。

 

6. 転職で複数の会社を受ける時の注意点

応募数を増やして選考を進めていけば内定を獲得できる可能性が高まりますが、以下のような状況下では注意が必要です。

応募したい求人が少ない場合


人によってはやりたい職種や業界が限定されているなど、応募したいと思える企業が少ないケースがあります。

その場合に「応募数を増やさなければ」とやみくもに応募をするのではなく、本当に働きたいと思える企業にのみ応募をするようにしましょう。

求人票に載っている情報だけがすべてではなく、応募前に職場見学や社員の話を聞く機会があると企業に対しての印象が変わることもありますよ。

未経験職種に応募したい場合


中途採用では未経験OKの求人も多くありますが、基本的には経験やスキルのある求職者のほうが有利です。

「前職とは異なる職種や業界へ未経験で挑戦したい」という場合は書類選考の通過率が低くなる可能性が高いため、平均よりも応募の母数を増やす必要があるでしょう。

ただし、前述したように中途採用でも経験やスキルより人柄重視の採用を行っている企業もあります。

求人を見るときに応募資格や条件で「未経験歓迎」「初心者OK」などをアピールしている企業を探すのがおすすめです。

 

7. まとめ

転職活動を始める前に「何社目で内定が出るんだろう」と不安に思う人は少なくありません。

平均では内定までに8〜10社程度の応募をする求職者が多いですが、年代や経歴・スキル、時期などさまざまな要因によって選考通過率は大きく変化します。

短期間で効率良く内定を得るためには、1社1社選考を進めるよりも同時に何社か応募することも大切です。

企業研究にはじっくりと時間をかけ、本当に働きたい企業を見つけてテンポよく複数企業へ応募して選考を進めていきましょう。

【 あわせて読みたい 】
転職活動で応募しすぎたらどうなる?内定獲得に必要な応募数は?
転職活動の応募は同時に何社まで?同時進行は注意が必要!

あなたにぴったりな求人多数!求人一覧はこちらあなたにぴったりな求人多数!求人一覧はこちら