2024/07/15

転職活動の応募は同時に何社まで?同時進行は注意が必要!

在職中の転職活動では限られた時間を有効に使うため、複数企業の選考を同時に進めようと考える人は少なくありません。

しかし、実際は同時に何社まで応募するのが良いのでしょうか。

この記事では、転職活動で同時に複数企業の選考を進めるメリット・デメリットや注意点について解説します。

 

1. 転職活動で同時進行は何社にすべき?

転職活動で同時進行は何社にすべき?

転職活動は十人十色のため、一概に「一社の選考にこのくらいの時間がかかる」という目安が存在しません。

しかし、多くの転職希望者は効率を考えて同時に複数の企業へ応募し、選考を同時に進めていきます。

どうしても入りたい企業があるわけでない限り、応募企業を絞りすぎるとなかなか内定がもらえず、転職活動が長引いてしまう恐れがあります。

複数企業の企業研究をすることで待遇や条件面の比較ができ、自分にとってベストな転職先を見つけられる可能性を高めることになるでしょう。

内定をもらうまでの平均応募数


調査によると、転職活動をおこなう求職者が、内定をもらうまでに応募する企業の平均は「10社」程度。

この数には「応募したが書類選考で落ちた企業」「面接まで進んだ企業」すべてを含みます。

転職活動にかかる期間は一般的に「3〜6ヶ月程度」と言われているので、半年ほどの期間の中で優先順位の高い企業から順に応募していき、結果的に選考が被って何社か同時進行で進めた経験のある人が多いようです。

転職活動の条件によって異なる


転職活動は、人によって転職したい理由・転職で就きたい職種や業界・大企業を目指すのか中小企業を狙うのか・・・など条件が異なります。

たとえば、現在の仕事の経験・スキルを活かして同業への転職を狙うのであれば、転職活動はスムーズにいきやすいため、1社目か2社目で内定が出ることもあるでしょう。

しかし、未経験の職種・業界へチャレンジとしての転職活動では、苦戦してしまう可能性もあります。

条件が厳しい状況での転職活動では、書類選考で落とされてしまうことを想定し、応募数を多めにするケースも少なくありません。

同時進行は3社以内がおすすめ


面接まで漕ぎ着ける企業を増やすためとはいえ、手当たり次第に複数企業へ応募することはあまりおすすめできません。

書類の準備をしっかりとする時間がなくなってしまったり、思いがけず面接まで進む企業が増えたりスケジュールの管理が難しくなってしまいます。

在職中の転職活動ではしっかりと一社一社に向き合った転職活動をするため、同時進行は応募なら「5社程度」、面接まで進める企業は「3社以内」におさめるのがおすすめです。

【 あわせて読みたい 】
 同じ企業に複数応募するのは大丈夫?成功させる方法と注意点

 

2. 同時に複数応募するメリット

同時に複数企業の選考を進めることには、以下のメリットがあります。

いろいろな企業を比較できる

転職を決意する理由は人それぞれですが、多くの人は「現状よりも良い環境で働きたい」という思いを持って転職活動を行ないます。

多くの企業を比較し応募することで視野が広がり、より自分にとって魅力的な企業に出会える確率が高くなるでしょう。

短期間で内定をもらいやすい


転職活動にかかる期間は平均で3ヶ月〜半年ほどとされていますが、なるべく短期間で転職を決めたい場合、複数応募することで内定が出るまでの時間を短縮できます。

同時に複数の選考が進み管理が大変になる可能性はありますが、短期集中で転職活動を終わらせたいと考える人には効率的でオススメです。

心の準備がしやすい


在職中の転職活動は、気持ちの切り替えがとても重要です。

選考の予定が入れば仕事とは別に「転職活動モード」を維持しなければなりません。 特に面接は緊張して精神的に疲れるものです。

同時に複数の面接が集中すれば気持ちを保ちやすく、面接での受け答えも上達していくでしょう。

複数企業の選考を通して新たな自分の強みに気付き、選考に活かせる可能性もあります。

 

3. 同時に複数応募するデメリット

いっぽうで、同時に複数企業の選考を進めることにはデメリットもあります。

企業研究や面接準備に時間がかかる


仕事をしながら転職活動の企業研究や書類準備をおこなうことは、容易ではありません。

同時に複数企業の選考が進み準備をしなければならない場合、まとまった時間が必要になります。

転職活動を成功させるには事前の準備が重要です。

特に面接の前にはその企業に入りたい理由、自分がその企業で活躍できることを自分の中でしっかりとまとめる必要があります。

選考が重なり準備がおろそかになると、すべての選考が良くない結果に終わってしまう可能性があります。

選考スケジュールの調整が難しくなる


複数企業の選考を同時進行していると、選考スケジュールの調整が困難に感じる人も多いでしょう。

中途採用の選考期間は企業によって異なり、2週間ほどで書類選考〜内定まで決まる企業もあれば、じっくりと2ヶ月程度かけて選考をおこなう企業もあります。

企業の選考フローをよく確認し、応募の順番をしっかりと考えておかないと、第一希望の企業が選考中のうちに他の企業から出た内定承諾の期限が来てしまう事態も起こり得ます。


4. 転職活動で複数応募する時の注意点

転職活動の応募は同時に何社までOK?転職の同時進行は注意が必要

ここまで紹介した同時に複数企業の転職活動をおこなうメリット・デメリットをしっかりと理解し、以下の点に注意しながら選考を進めましょう。

応募の順番をしっかりと考慮する


中途採用の選考では、内定が出てから承諾までの期間が数日程度しかない企業もあります。

応募する順番も大切ですが、選考期間とは企業ごとに異なるので、合否の出るタイミングも把握することが重要です。

「志望度の高い企業の面接を控えているのに、他企業の内定の返事をしなければいけなくなった」という事態を避けるためにも、同時に選考を進める企業の選考フローはしっかりチェックしましょう。

手当たり次第応募するのはNG


転職活動でよく「採用される自信がないから手当たり次第大量に応募する」という人が見受けられますが、母数を増やすためだけに、やみくもに複数企業へ応募するのはおすすめできません。

多くの企業に応募をしすぎるとスケジュール管理が困難になり、一社一社にかけられる準備の時間が減ってしまいます。

採用される確率を上げるためには、手当たり次第に応募数を増やすのではなく、企業研究や準備を丁寧におこなうことが大切です。

転職活動で同時に選考を進めるのは、自分が準備や対策をしっかりとおこなえると判断した企業数でとどめておくのが良いでしょう。

 

5. 計画が鍵!自分のキャパを把握しよう

転職活動で同時に何社まで応募してよいという決まりはありません。

在職中に転職活動をすると、効率を意識して同時に複数の企業へ応募し、なるべく早く内定をもらおうと考える人は多くいますが、多くの企業へ応募して準備や対策がおろそかになってしまっては意味がありません。

やみくもに複数応募するのではなく、きちんと自分の転職活動の「」を持ち、一社一社に志望動機や魅力に感じること、自分がその企業でなりたい姿がイメージできるのか考えてみましょう。

同時に複数の選考を進めるためには、面接の日程などスケジュール管理が大切です。

在職中の仕事との兼ね合いも考えて、自分のキャパシティの中で取り組める範囲の数で選考を進めましょう。

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