2024/09/25

職務経歴書の嘘はばれる?気をつけたい項目や嘘がバレた時の影響

履歴書・職務経歴書

転職活動において職務経歴書は重要な選考ポイントとなり、合否にも大きな影響を与えるため「少しでも良い印象を与える職務経歴書にしたい」と考える求職者は多いでしょう。

採用担当者の目を引くため職務経歴書の書き方には注意が必要ですが、経歴を誤魔化したり嘘を書いてしまうとどうなるのでしょうか?

この記事では職務経歴書に嘘を書いた場合の影響や企業の対応、経歴詐称を起こさないために注意したいポイントについて解説します。

1. 職務経歴書に嘘を書いたらばれる?

中途採用では一次選考として書類選考を行う企業が多く、履歴書と職務経歴書をもとに通過者が決まります。

そのため「職務経歴書で最大限自己アピールがしたい」と考え、経歴を偽ったり事実と異なることを書いたりする求職者は少なからず存在するものです。

しかし、職務経歴書に嘘を書くといずれバレてしまいます。

面接で詳細を聞かれた時にばれる

面接官は経験豊富で、多くの候補者を見てきています。候補者の反応や答え方から、経歴の真偽を判断することができます。

 

例)
・具体的な質問に対して曖昧な回答しかできない
・経験したはずの業務の詳細を説明できない
・話の内容に一貫性がない
・態度や表情に不自然さがある

 

入社時の書類確認でばれる

入社時には様々な書類の提出が求められるため、これらの書類から嘘が発覚する可能性があります。

特に公的書類と履歴書の内容に矛盾があれば、嘘が発覚するでしょう。

 

例)
雇用保険被保険者証⇒前職の雇用形態や在籍期間が確認できる
源泉徴収票⇒前職の年収が明らかになる
年金手帳⇒厚生年金の加入歴から勤務期間が確認できる
卒業証明書⇒学歴の詐称が発覚する可能性がある
資格証明書⇒資格の有無が確認できる

 

入社後の業務で能力不足がばれる

さらに、実際に業務に従事してから、以下のような状況で嘘が露呈する可能性があります。

同僚や上司の目にも明らかになりやすく、経歴詐称が発覚するリスクが高くなります。

 

例)
・経験したはずの業務ができない
・職務経歴書に記載したスキルが身についていない
・プロジェクト管理や人員管理などの経験が不足している
・業界用語や専門知識が不足している

 

2. 職務経歴書に嘘を書く理由は?

職務経歴書に嘘を書く人の主な理由

職務経歴書に嘘を書き、バレることは大きなリスクです。

それにもかかわらず、求職者が自分の経歴について嘘をついてしまうのには、どのような理由があるのでしょうか。

印象の悪い経歴を隠したい

転職活動で不利になると思われる自身の経歴について、隠したり誤魔化したりするために嘘を書く人がいます。

例)
浪人歴や留年してしまった過去など

 

自分に自信が無い

誰しも自分をよく見せたい思いは持っているものの、転職活動ではより「自分をアピールしたい」と強く感じるものです。

「どうせバレないだろう」と自己アピールの延長で職務経歴書に嘘を書いてしまう人も少なくありません。 

例)
保有資格、経験した職種や業務内容、前職で勤めた年数など

 

故意ではない記入ミス

意図的に職務経歴を盛って嘘をつく人がいる一方、故意でない記入ミスで思わず経歴を偽ってしまったということもありえます。

故意ではないとはいえ、発覚すれば周囲の人から信用を失う可能性はゼロではありません。

例)学校の入学・卒業年度、雇用形態、資格名や取得年月・有効期限の認識ミスなど

 

3. 職務経歴書の嘘が発覚したらどうなる?

単なる記載ミスなら問題ありませんが、意図的に職務経歴書に嘘を記載していたことがばれた場合、どのようなことが起こると考えられるでしょうか?

処分や懲戒解雇の可能性

入社前の書類選考の段階でばれた場合、選考通過できないのはもちろん、転職エージェントなどを通していた場合は強制退会に可能性があります。

書類の段階では発覚せず、入社後にばれた場合は、規定によっては減給・出勤停止・降格などの処分や、さらに思い懲戒処分になるケースも。

懲戒解雇になると履歴が残るため隠すことはできず、再就職にとても不利になります。

職場での信頼・人間関係に影響する

あなたを信頼し期待を込めて会社に受け入れてくれたにも関わらず、職務経歴書の内容が嘘だと分かったら、周囲の人たちはショックを受けるでしょう。

一度信頼が崩れると、なかなか元に戻すことはできません。

嘘がばれて何らかの処分を受け業務に戻れたとしても、壊れた人間関係は修復せずに結局、退職することになる可能性も高いです。

4. 経歴詐称を起こさないための注意点

では、嘘を書かなくても自信を持って提出できる職務経歴書を作成するには、どのようなことが必要なのでしょうか?

書類を作成したら見返す

まずは記載ミスを防ぐために、職務経歴書を作成したら必ず内容を見返しましょう。

学校の入学や就職してからの企業の入社・退職年度などは間違えやすいので、しっかりと確認します。

特に転職活動で応募する企業で必須の資格について記載する場合、資格の取得年度や有効期限のチェックを忘れずに行いましょう。

自己PRの内容で経歴をカバーする

職務経歴書に嘘を書きたくなるのは自分に自信がない、自分をよく見せたい心理から来るものです。

嘘をつかなくても魅力的な職務経歴書にするため、自己分析をしっかり行って自己PR欄を充実させましょう。

「自分は職歴や実績が少なく職務経歴書に書けることがない」という人は企業分析を念入りに行い、どうしても入社したい熱意ややる気を伝えましょう。

5. 発覚した時のリスクは非常に大きい

職務経歴書の嘘は、選考中、入社時、そして入社後のいずれの段階でもバレる可能性があります。

嘘を書くことで一時的に有利になったとしても、発覚した際のリスクが非常に大きいため、避けるべきです。

むしろ、自身の強みを正直に伝えたほうが、結果的に適切な評価を受けることができますよ・・!

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