就職活動をしている際、無職期間があることに不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、無職期間もあなたのキャリアの一部です。
本記事では、履歴書に無職期間をプラスに変える正しい記載方法について解説します。
無職期間の理由
無職期間とは、職業に就かずに時間的余裕を持って過ごす期間のことを指します。
転職活動や自己啓発、病気や育児など様々な理由により、一定期間働かない期間=無職期間となります。
無職期間の理由の一例 [1] 現在の職場でのストレスやハラスメント [2] キャリアアップのためのスキルアップ [3] 病気や家族の介護 など |
無職期間に対する担当者のイメージ
無職期間が就職活動に与える影響は、採用担当者の判断に大きな影響を与えることがあります。
いっぽうで、無職期間中に得たスキルや経験をうまくアピールすることで、マイナスのイメージを補うこともできます。
まず、採用担当者から見た無職期間のイメージは、次のようなものがあります。
・能力不足や意欲不足の可能性がある ・問題があったために退職した可能性がある ・他の企業で採用されなかった可能性がある |
無職期間をアピールポイントにするには
無職期間中に身に付けたスキルや経験を具体的に記載することで、企業側に自分の能力をアピールすることができます。
(例) 〈アルバイトで接客業務を行った経験がある場合〉 人とのコミュニケーション能力があることをアピール 〈旅行で海外に行って現地の文化や言語を学んだ経験がある場合〉 自己啓発や異文化理解の能力があることをアピール |
このように、無職期間中に得たスキルや経験がある場合は、積極的にアピールしましょう。
応募企業を分析した上でアピールしよう
無職期間に培った経験・スキルが全てアピールできるわけではありません。
自分自身が得たスキルや経験が、どの程度企業にとって価値があるかを考慮する必要もあります。
たとえば、コンピューター関連のスキルを求める企業にとって、無職期間中に自己学習でプログラミングを勉強した経験は高く評価されるでしょう。
いっぽうで、求められているスキルや経験とは関係のないアルバイトの経験は、あまり評価されない場合もあります。
そのため、自分自身が得たスキルや経験が企業にとってどの程度有用かを考え、適切にアピールすることが重要です。
無職期間も立派な経験になる
現在、無職期間を過ごしている方は、まずはできることを見つけ、自己啓発やスキルアップに取り組みましょう。
また、趣味や興味を発見し、自分自身を充実させることも大切です。
そして、無職期間を説明することができるように、理由や無職期間中の活動内容を具体的にまとめておくことが重要です。
無職期間中に行ったアルバイトや短期の派遣業務など、一定期間働いていた場合は、それを書くこともできます。
ただし、過去の職歴としてではなく、経験として書くようにしましょう。
以上のように、無職期間を正直に書き、それに関する経験や取り組みを書くことで、採用担当者にアピールすることができるのでぜひ試してみてくださいね。