2025/10/04

履歴書のブランク|主婦の再就職を成功させる書き方【例文あり】

結婚や出産で仕事から離れたけれど、もう一度働きたい。そう考えたとき、「ブランクが不利になるのでは…」と履歴書の前で手が止まっていませんか?

「専業主婦だった期間をどう書けばいい?」
「アピールできる経験なんてない…」

ご安心ください。ブランク期間は伝え方次第で、あなたの強みになります。

この記事では、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる、ブランクのある主婦のための履歴書の書き方を、具体的な例文とともに徹底解説します。

 

1.ブランクは“隠す”ものではなく、“説明する”もの

まず、大前提として知っておいてほしいのは、「ブランク=ネガティブ」ではないということ。

ブランクがある=怠けていた、というわけではありません。むしろ家庭を支え、子育てや介護といった重要な役割を果たしてきた証でもあります。

ただし、履歴書や職務経歴書に何も記載しなければ、採用担当者は「この期間、何をしていたんだろう?」と疑問を抱いてしまいます。だからこそ、“説明する”ことが大切なのです。

 

2.履歴書で伝えるべき3つのポイント


履歴書でブランクをうまく伝えるには、以下の3つを意識してみましょう。

①ブランクの理由を簡潔に伝える

採用担当者に安心してもらうためには、ブランクの理由を正直に、かつ簡潔に書くことが重要です。

例:「出産・育児のため退職し、子どもが成長した現在、再び就業を希望しております」

嘘を書く必要はありません。むしろ、真摯に状況を伝えることで信頼につながります。

②ブランク期間中の取り組みをアピールする

専業主婦として過ごした期間にも、家事や育児、地域活動などから得られるスキルや経験があります。例えば、『家計管理による数字への強み』『子どもの教育計画作成で培った計画力』『地域イベント運営での調整力』など、自分の経験を具体的に振り返りましょう。

例:「育児の傍ら、時間を見つけて簿記の資格を取得しました」
例:「PTA活動での調整役を務め、コミュニケーション力が鍛えられました」

こうした情報は、ブランクを“空白”ではなく、“経験の時間”としてポジティブに見せる鍵になります。

③今後の意欲や働く理由を明確にする

「なぜ今、働きたいのか」を履歴書や志望動機でしっかり伝えることで、採用担当者も「この人は本気なんだ」と納得してくれます。

例:「子育ても一段落し、社会と再びつながって働きたいという気持ちが強くなりました」

意欲を伝える言葉は、必ずあなたの印象を後押ししてくれます。

 

3.主婦のブランクを強みに変える履歴書の書き方

では、具体的に履歴書の各項目をどのように書けば良いのでしょうか。職歴欄、自己PR、本人希望記入欄の3つの例文をご紹介します。

職歴欄の記載例

2015年4月 ○○株式会社 入社 営業職として勤務
2018年3月 出産・育児に専念するため退職
(2018年4月〜2024年3月)
※育児の傍ら、業務に活かせる簿記3級の資格を取得しました。

自己PR・志望動機の記載例

前職を退職後、約6年間は子育てに専念しておりました。子育てを通じて、限られた時間で物事を効率的に進める段取り力や、急なトラブルにも冷静に対応する力が身についたと自負しております。前職の営業で培ったコミュニケーション力とこれらの経験を活かし、貴社の事務職として貢献したく、志望いたしました。

本人希望記入欄の記載例

子どもが小さいため、平日の9時~16時の勤務を希望いたします。
週4日程度の勤務を希望しておりますが、曜日はご相談可能です。

 

4.採用担当者が見ているのは「これからの姿」


ブランクがあることよりも、採用担当者が本当に見ているのは「今後どう活躍してくれるか」です。

家庭の事情で退職した経験は珍しくありませんし、それだけでマイナス評価をされることは少ないのが実情です。

むしろ、「限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮したい」「家庭と仕事を両立しながら働きたい」といった姿勢が伝われば、企業にとっても非常に魅力的です。

 

5.自信を持つための準備と心構え

ブランクがある=不利、というわけではありません。とはいえ、誰しも再チャレンジには不安がつきものです。そんなときは、次の3つを試してみてください。

・過去の実績を書き出す(どんな小さなことでもOK)
・働く目的を明確にする(お金、やりがい、社会とのつながり)
・小さな成功体験を積む(短期バイト、研修参加など)

特に履歴書を書くことは、自分の「棚卸し」をする良い機会でもあります。過去の自分と向き合い、これからの自分を見つめ直す。そのプロセスが、必ずあなたの一歩を後押ししてくれます。

 

6.さいごに:ブランクがある主婦こそ、必要とされている

今、社会は多様な働き方を受け入れつつあります。時短勤務や在宅ワーク、副業解禁など、主婦の方でも働きやすい環境が少しずつ整ってきました。

履歴書はあなた自身を伝える大切なツールです。これまで積み上げてきた経験やスキルは必ず新しい職場でも活かせます。ブランク期間もあなたの成長過程としてポジティブに捉え、自信を持って再スタートしてください。社会はあなたのような経験豊富な人材を必要としています!

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