「転職したい」と考えているものの、何から始めればいいのか分からず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は初めて転職活動をする人向けに、転職活動のスケジュールや準備で大切なこと、転職活動で困ったときの対処法などを紹介します。
これから転職活動を始めたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
転職活動の一般的なスケジュール
まずは、一般的な転職活動の流れを把握しておきましょう。
1.転職活動のスケジュールを決める
希望する業界や企業の採用スケジュールを調べ、内定が欲しい時期から逆算して転職活動のスケジュールを決めます。
転職活動にかかる期間は早い人で1〜2ヶ月程度、一般的には3〜6ヶ月程度が目安です。
2.自己分析と企業探し
転職したい理由や転職先に求める条件を洗い出し、自己分析を行います。
転職の軸をしっかりと決めてから企業探しをすることで、転職後のミスマッチを防ぐことに繋がるでしょう。
3.応募書類作成
一般的に転職活動では応募時に履歴書と職務経歴書を提出します。
近年転職サイトなどではWEB上で作成した履歴書を受け付けている企業も増えているので、希望する企業の求人票や書類の提出方法をしっかりとチェックすることが大切です。
中途採用の履歴書・職務経歴書では前職で得たスキルや実績、転職先で活かせる経験などを具体的に記載しましょう。
4.選考・面接に参加
転職活動の面接は業務時間内に行う企業がほとんどです。そのため、面接に参加するために有給をとる必要も出てきます。
転職活動でなるべく休みをとる日数を抑えたい場合は、同時に複数の企業の選考を進めて1日に何社か面接を設定するなど工夫しましょう。
5.内定をもらう
応募〜内定までの期間は企業によって異なります。
欠員補充のため急ぎで人材が欲しく1〜2週間程度で選考を終える企業もあれば、じっくりと数ヶ月かけて人材を見極める企業も。
求人票に選考フローや内定までの期間を記載している企業も多いので、応募の前にチェックしておくのもおすすめです。
6.就業中の企業へ退職の意思を伝える・業務の引き継ぎ
希望の企業から内定の連絡をもらったら在職中の企業へ退職の意思を伝えましょう。
「転職活動を始める時点で退職の意思を伝えなくていいの?」と考える人もいますが、転職活動はどのくらいの期間がかかるか予測しづらいため、転職先が決まってから報告するほうが安心です。
引き継ぎに時間が必要な場合は、あらかじめ転職先の企業と入社日について交渉しておきましょう。
7.退職・転職先へ入社
退職の手続き、業務の引き継ぎを終えたら退職し、転職先へ入社し新しい生活のスタートです!
転職先の企業から書類の提出やさまざまな手続きを求められる場合があるので、事前に入社するにあたり必要な書類や手続きを担当者へ確認し、不足のないようにしておきましょう。
転職活動のNG行動とは?
次に、転職活動中に避けるべきNG行動について紹介します。
転職は自分だけでなく、同僚や家族などまわりの人にも少なからず影響を与えます。マナーを守り、気持ちよく転職できるように注意が必要です。
転職活動の前に退職する
有給を使いづらく、面接日程の調整が難しいなどの理由から転職活動を始める前に退職する人もいます。
転職活動に集中できるというメリットはありますが、収入がストップするため、なかなか内定が出ないと焦りを感じて上手くいかなくなることも。
気持ちに余裕を持って転職活動に臨むためにも、転職活動の前に退職するとはあまりおすすめできません。
自己分析をせず惰性で転職先を選ぶ
転職活動の自己分析ではまず「転職したい理由」を改めて考えることが大切です。
理由を深掘りしていけば転職先への希望条件が見え、自分に合った企業を見つけてミスマッチを防ぐことができるでしょう。
自己分析をしっかりせずに「なんとなく今の会社が嫌だから」という理由だけで転職先を選ぶと、長続きせず転職を繰り返してしまう原因になります。
会社で転職活動をしていることをアピールする
同僚に転職のことを相談することや、会社のパソコンで転職サイトの閲覧やメッセージのやり取りを行うのはやめておきましょう。
どんなに仲が良い人でも、今後もその企業で働き続ける同僚にとって転職の話はあまり気持ちの良いものではありません。
退職するまでは転職活動をしていることは口外せず、最後までしっかりと業務をこなしてからすっきりと退職すしましょう。
内定承諾後に辞退する
中途採用では、内定が出てから承諾までの期間が短いケースが多いです。
比較的スケジュールに余裕のある新卒採用と違い、中途採用では人手不足のためすぐに内定承諾して働いてくれる人を求めています。
法律上は内定承諾後の辞退は可能ですが、お金と時間をかけて採用活動を行っている企業へ敬意を示すためにも内定の返事はしっかりと検討してから行いましょう。
【シチュエーション別】転職活動中に悩んだときの対処法
転職活動を進めていくと不安に感じることや疑問が出てくる場合もあります。
ここでは、転職活動をする多くの人が困った経験がある事柄の対処法をシチュエーション別に紹介します。
未経験の業界・職種に転職したい
一般的に中途採用=即戦力・経験者のみというイメージがあるため、未経験の業界や職種を希望しながらも諦めてしまう人は少なくありません。
経験者が優遇されるのは確かですが、中途採用でも未経験OKの求人はたくさんあり、転職できる可能性はあります。
未経験で転職活動をする場合は企業リサーチをしっかりと行い、希望する業界や企業で活かせる資格取得を目指すこともおすすめです。
社会人経験が短く転職できるか不安
転職したいものの、「社会人経験が浅くアピールできるスキルが無い」と悩む人もいるでしょう。
そんな場合は経験の浅さを逆に「フレッシュさ」としてアピールポイントにして、中途採用の求人でも社会人経験が少ない「既卒・第二新卒者歓迎」と謳っている企業を探してみましょう。
どの転職サイトを使えばいいか分からない
最近ではとても多くの転職サイトがあり、ネット上で多くの求人が閲覧できるようになっています。
手軽に求人探しができる反面、「どの転職サイトが自分に合っているのか分からない」と悩む人も。
転職サイトは一つに絞らず、まずは複数利用してみて自分に合ったサイトを見つけてみましょう。
また、大手サイトだけでなく、自分が仕事探しをするエリアに特化した転職サイトを活用してみるのもおすすめです。
まとめ
初めて転職活動をする際は何から始めたらいいか分からなかったり、不安を感じたりすることもあるでしょう。
今回紹介した転職活動のスケジュールやNG行動をしっかりチェックし、焦らずにできることから少しずつ準備を進めていきましょう。
時間がかかったとしても自分が納得する企業探しをして、転職活動を成功させてくださいね。